もはや公害レベルともいえる花粉症。
つらい症状が長く続き、お悩みの方も多いことでしょう。
私自身花粉症で何年も苦しんでいます。
花粉の季節は外出を控えたり、花粉を家に持ち込まないように気を付けたり、空気清浄機を回し続けたり………
色々試しましたがどれも効果はいまいち。
空気清浄機って本当に効いているのかと疑心暗鬼になりました。
ところが花粉症の症状が楽になっている日があるのに気づいたんです。
すぐに私はその日にやった行動を洗い出し、何が効いたのか考えたり調べたりしたところ、ある答えにたどり着きました!!!
それは カレー
特にこれといった対策や特効薬もない花粉症ですが。実はカレーに入っているスパイスが効くんです!
空気清浄機は効果がない?―ほこりと花粉の違い
実は花粉の粒子は 20-40 ㎛程で、ほこりの粒子などに比べるととても大きく重いんです。それ故空気中の花粉は地面に落ちやすく、実際家の中の花粉の粒子はほとんどが地面に落ちている状態なんです。
空気清浄機は空中にある粒子しか吸収しないため、ほこりなどに比べ花粉は吸収してくれないといえます。
カレーは花粉症に東洋医学的に効く
スパイスには体に良い効果を及ぼすものが多いですが、カレーが花粉症に効くと提唱されているのは、日本薬科大学の丁宗鐵(てい・むねてつ)さんです。
丁さんによればカレーのスパイスには抗アレルギー作用のあるものがあり、ジンジャー、ターメリック、マスタードが特に良いそうです。
また市販のカレーのルーにもコショウやクローブ、シナモンといった抗アレルギーのスパイスが 15-30 種類使われているようです。
冷え性と花粉症の関係
漢方医学いわく、花粉症は水の代謝異常(水毒)によって起こり、冷え性を伴うと言われています。胃腸が弱く、体に水分が滞ると免疫力も低下し、冷え性になり、気道や鼻の粘膜が花粉に敏感になり、症状が出やすくなるということです。
また冷え性自体が低体温で免疫力を下げることにもなっています。
カレーは体温を上げる効果があり、また胃腸の温度を上げたり、消化を促進し胃腸の活動を活発にすることで胃腸を元気にし、それによって冷え性を根本からよくする作用があります。
このようにカレーには冷え性を良くすることで花粉症も良くする作用があるんですね。もちろん刺激の強すぎるカレーは胃腸にもあまりよくないでしょうが…
免疫力を上げるスパイス
免疫力を上げる、スパイスに含まれている成分の中でも特に優れているものがあります。
それは クルクミン という成分です。
クルクミンはターメリック(ウコン)に含まれており、米国の研究によれば胃腸内で効果的に働き、細菌やウイルスに対抗するためのタンパク質を約 3 倍程度に増やす作用があるとのこと。
またクルクミンの抗酸化作用が、免疫細胞のダメージを防いで免疫力の低下を予防したり、過剰な免疫作用を抑える力もあるそうです。
過剰な免疫は花粉症の主な原因な為、この作用も花粉症に良いということが言えるでしょう。
それだけでなくこのクルクミンは肝臓の機能を強化させたり血行を良くする作用があるので、新陳代謝とも関係があり、前記の花粉症の起きる原因である代謝異常も解消してくれるものと考えられます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
カレーは花粉症はもちろん免疫力を高め、代謝を良くすることで体を根本から良くする作用が期待できそうです。
ただこれも食べ続ける必要があると思いますので(私の経験では即効性もありますが)、自宅で作れるカレーを定期的に食べてみてはいかがでしょうか?