カレーライスといえば歴史は長いですが、日本で独自の変化を遂げた料理とも言えます。その為に使う具材も様々ですが、そのなかでも味の決め手ともなり得るのが、そう肉です。牛肉、豚肉、鶏肉などの違いはもちろん、部位や骨付きなど種類はとても多いです。
今回はそんな肉の中で特におすすめな肉を紹介していきます。たまにはいつものカレーライスとは違う味わいを楽しんでみてください。
カレーにとって肉が大事な訳
カレーにとって肉が大事な理由は、肉(骨付きの場合は骨も含め)からはダシやエキスが出るからです。カレーのうまみの決め手になるんですね。
そのためにノーマルな部位を使う場合はビーフエキスやポークエキスの出る牛肉や豚肉を使うのが一般的です。鶏肉はどちらかというとスパイスを使ったカレーなどに向いています。
これを使え!家庭でのカレー作りに向いている肉
では一般的な牛肉や豚肉以外にどのような肉を使うと、普段とは違った味わいが楽しめるのでしょうか?
おすすめは牛すじ、骨付き鶏肉、合挽肉です。それぞれの良さを紹介していきます。
だしの出る部位と言えばこれ!牛すじ
牛すじといえば様々な料理で主役をはっている、牛肉界の異端児ですね。牛肉のなかでも美味しいだしの出る部位として有名です。そのだしがカレーのコクと相性バッチリ。
普通の牛肉はカレーに使うと最終的に食べる段階では、パサついてしまっていることもありますが、牛すじの凄い所はだしを出した後でも肉としてとても美味しいということです。牛すじを扱ったことのない人にとっては少し手を出しにくい部位かもしれませんが一度食べたらハマってしまうと思います。
骨からうまみが?骨付き鶏肉
鶏肉を使ったカレーは作ったことあるけど、なんとなくうまみが足りなくて物足りなかったという方も多いのではないでしょうか?カレーと柔らかい鶏肉は一緒に食べると相性バッチリなだけ勿体ないことですね。どうにかうまみ・だしも出してくれる鶏肉がないものか…。
そんな鶏肉があるんです。骨付きの鶏肉。
骨や髄からだしが出るのは有名ですが家庭ではあまり用いませんね。カレーに使うと食べる時も骨から簡単に身が取れるのでとてもグッドです。
そんなのあり!?合挽肉
先程牛肉と豚肉からはエキスが出ると言いましたが、ならばこうも考えられないでしょうか?
どっちもつかってしまえば良い!
それを実現させてくれるのが合挽肉です。値段も安く手が出しやすい肉で、挽肉を使ったカレー、キーマカレーをつくるなら合挽肉がベストです。豚と牛のコラボは片方では味わえないコクとうまみを出してくれます。
まとめ
カレーには様々な肉が合うんですね。逆にいうとどの肉を入れても美味しいカレーってやっぱり凄いです。肉ごとにマッチする他の具材は変わってくるのでそれを楽しむのもありですね。