カレーライスとライスカレーとカレー丼。似たような名前でぶっちゃけ、これ、違い全然わからないですよね。一応、S&Bが公式サイトで発表はしているんですけども、私、ぶっちゃけ納得いってません(笑) でもまぁ一応、発表しておきますね。S&Bによると…
なにやらノスタルジックなS&Bの説明
御飯の上にカレーがかけてあり、それこそソースやしょう油をふって食べる大衆的な雰囲気のものがライスカレー、御飯とは別の容器にカレーが入って出てくるややハイカラなイメージのするものをカレーライスと呼ぶ、と言われています。
まとめると、
ライスカレー …… 御飯とカレールーが同じ皿に盛られているカレー
こういった分類になっています。カレー丼については記載がありませんでしたが、まぁ、カレー丼は、この中では1番わかりやすいと思います。
お蕎麦屋さんで食べられるような「丼に入っていて、蕎麦屋の出汁の効いたカレーが全面に掛かっている」という説明になるでしょう。このあたりは、みんな共通の認識だと思います。
で、問題のカレーライスとライスカレーなんですが、「ご飯とルーが別々になっているかどうか」が基準。これがちょっと納得いかないんですよ。
ご飯とルーが別々という基準では納得いかない
私はね、カレーライスとライスカレーという名前がポイントだと思うのです。これ名前のね、「カレーが前なのか」「ライスが前なのか」という、順番がポイントだと思うんですよ。
で、私の感覚では「後ろにあるものがメイン」なんです。だから、「カレーライスであれば、ライスがメイン」なんですよ。「ライスカレーであれば、それはカレーがメイン」だと。これは、もうね。感覚の問題でしかありませんけどね。
名は体を表わす。カレーもしかり。
つまり、カレーライスの場合は、ライスがメインだから、「ライスの上にカレーが乗っている」という感じね。雰囲気的には。だから、ご飯とルーが別々になっているとか、そうゆうことじゃないんです。
なんで、ライスカレーの場合は、カレーがメインなので、ルーをより楽しむために、ご飯とカレーが別になって提供される。むしろS&Bの定義と逆なんです。
ライスカレーというと、ちょっとノスタルジックな雰囲気で、文明開化、大正浪漫みたいな印象ありませんか?
なので、昔はハイカラだった新宿中村屋のような「ご飯とライスが別々に提供されるスタイル」が、今となってはノスタルジックでライスカレーの特徴のようにも感じます。
「カレーハンバーグ」と「ハンバーグカレー」
ま、この順番がポイントだっていうのは、カレーライスとライスカレーだけでは説明が難しいので、「もうちょっと他の事例がないかな」と考えたんですが、「カレーハンバーグ」と「ハンバーグカレー」の例が、すごいね。いいなぁ、と思いました。
「カレーハンバーグ」と「ハンバーグカレー」って、もう明らかに別の食べ物を思い浮かべません?
カレーハンバーグの場合は、「ハンバーグの上にカレーが乗っている感じ」しますよね? または、「ハンバーグの中にカレーが入っている感じ」しません?
で、ハンバークカレーの場合は、「カレーの上にハンバークが乗っている」という感じ。カレーがメインでハンバーグはトッピングです。
要するに、カレーハンバーグというのは、ハンバークがメインなんです。そして、ハンバークカレーというのは、カレーがメイン。ということで、「名前の後ろにあるものがメインになる」というふうに判断したら良いなと感じています。
結論
まぁ、正直な話。カレーライスもライスカレーも個人的には同じもので良いと感じていますけどね(笑) ぶっちゃけね。ライスカレーって呼び名は、もう死語に近いですから。まぁ、あんまり気にしないでいいと思います。
とはいえ、カレー☆ハンターとして一応の結論を出しますと
ライスカレーは、ノスタルジックな呼び方
カレーライスは、現代の呼び方
カレー丼は、蕎麦屋のカレー
ということでございます。