今日は、「インドカレーを作るスパイスで、それぞれのスパイスが多いと、どんな味になりますか?」ということについて説明していきます。カレーに使うスパイスは、たくさんあるんですが、全部紹介すると大変なので、特徴的なスパイスをいくつか紹介していきますね。
ターメリックの特徴
まず、インドカレーを作るときに使うスパイスの1番手は、ターメリックですね。ターメリックは、ウコンとも言うんですが、黄色い色のパウダーです。そのまま嗅ぐと土臭い香りのするスパイスですが、これを油と一緒に火を通すと、土臭さが消えて、香ばしい感じの香りになります。
ターメリックは香りを追加するというよりも、カレーに黄色い色を付けるために使います。なので、あんまりたくさん入れるものでは無いです。少しだけ入れて「美味しそうに見える色を付ける」という面が強いです。
チリパウダーの特徴
その次が、チリパウダーですね。チリパウダーは、赤い色で辛味を追加するスパイスです。このスパイスの用途は3つあります。「赤みを追加する」と「辛味を追加する」と、実はあともう一つ、重要な「香りを追加する」という要素があります。
実は、チリパウダーの独特の香りは「カレーの美味しいと感じる香りのひとつの要素」になっているんです。なので、インドでは、ほとんどのカレーに少しずつ入れます。辛くしないカレーでも香りを付けるために、ちょっとだけ入れるですね。もちろんこれをたくさん入れると辛くなるので、注意してくださいね。
コリアンダーの特徴
そして次が、コリアンダーです。コリアンダーは、パクチー(香菜)の種なんです。パクチーも独特の香りがありますが、種の方もかなり独特の香りがあります。
コリアンダーの香りは爽やかな香りです。パウダーにして使いますが、カレーには、かなりたくさん入れるスパイスです。カレーにとろみを加えたり、カレー粉の中心になるスパイスです。カレー全体のベースを安定させるようなタイプのスパイスですね。
クミンの特徴
そして次が、クミンですね。クミンは、聞いたことがある人が多いかもしれません。例えば、クミンの匂いを嗅ぐと「あーこれ、カレーの香りがする」ってみんな言うんですよね。
「クミン≒カレー」と認識するほど、カレーの特徴的な香りのベースを担っているスパイスになります。なので、どんな料理でもクミンをちょっと入れてあげると、すごいカレーっぽくなります。そういった面から考えると、クミンは、簡単に使いやすいスパイスかもしれませんね。
でもこれ、加える量を多くし過ぎてもダメです。カレーの香りがクミンの香りに寄りすぎて、段々ズレてきてしまいます。カレー粉のベースはコリアンダーなので、味をみながら適量を加えていくのが大切です。
カルダモンの特徴
最後に、最近あんまり説明していないカルダモンを紹介しようと思います。カルダモンは、「スパイスの女王」と呼ばれ、かなり特徴的な香りがあります。
インド料理屋でカレーを食べると、稲籾をでっかくしたような1cmか2cmくらいのスパイスが出てくると思います。噛むとウニャっていう、変な味がブワーって香りが広がるスパイスです。あれ苦手な人もいると思いますが、パウダーにしてあげると、すごく良い香りになります。
カレーの仕上げにちょちょっと掛けてあげると、すごい特徴的な爽やかなで甘い香りを加えることができます。最後に掛けることで、カレーの香りが引き立って、華やかな印象になります。
カルダモンのパウダーをキッチンに一個置いておくと便利ですよ。普通のレトルトカレーに最後の仕上げでちょちょってカルダモンを掛けてあげると、一味違った美味しいカレーになります。
カレーの有名店でも使っている
ちなみに、エチオピアというカレーの有名店があるんですが、そこのカレーも最後にカルダモンのパウダーをパパパッて掛けて出してくれるんです。そのカルダモンの香りがすごい特徴的なので、食べたことがある人は、良く覚えていはず。
そんなお店で出てくるカレーが簡単に作れるスパイスになりますので、覚えておいておくといいです。どうぞ活用してみてください。
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