マツコの知らない世界で間借りカレーが紹介されるほど、間借りが注目されてきていますが、私、カレハン食堂なるものを毎月1回、最近では毎月2~3回ほど間借り営業させていただいており、もう2年ほどになります。
食べる専門の人が多いとは思いますが、今回は「間借りカレー店をやってみたい」という人に向けて、実体験から情報提供をできればと考えています。
いきなり私事で恐縮です(苦笑)
去る4月7日。私、前十字靭帯を切る大怪我をしてしまいました。しばらく歩行困難になり、これまで進めてきた様々な物事を継続することが困難に。カレハン食堂も延期。正直カレー修行のために行っていたバイトも辞めようかと考えていました。
でも、なんか負けた気がするので続けることにしました。日常生活の不自由が減ってきた、このタイミングで再開。約50日ぶりに働いてみて「やっぱり続けて正解だった」と実感しました。
間借り物件や賃貸店舗を探すのも重要だけど…
なぜこんな話をしているかと言いますと、カレー屋さんのアルバイトは間借りカレー店を開店したい人にとって大きなメリットがあるからなんです。
現実的なメリットとしては、
- 毎月1回、検便をしてくれる
- 年1回、衛生講習を受講できる
という部分があります。これは普通にアルバイトをしている人には「めんどくせぇな」事項だと思うのですが、私はカレハン食堂でたくさんの人にカレーを提供する立場なので非常に助かっています。
飲食業で食中毒を出してしまった時のダメージは、それはもう本当に大きいので、味以上に最優先で注意すべき事項であります。しかし、正直なところ検便や衛生講習を定期的に個人レベルで行うのは大変です。
それを、会社からお金を頂戴しながら衛生面の安心を得られるのですから、メリット以外の何物でもありません。
間借りカレーを開店前に体験できないこと
あとお店を開く前に体験することが難しいのが、
- 忙しい時にも落ち着いて行動できるようになる
- 大量にカレーを提供するための準備を勉強できる
という点です。
- 1日の中でも忙しさに波があること
- 大量に仕込むには、調理手順を変更する必要が出てくること
などは、実際に体験してみないと分かりません。それも同じ状況というわけではなく、日々状況が変わるなかで対応していく。ということで、営業中の様々なトラブルに対応するカードが増えていく。これが非常に大切。
自分が間借りカレー屋に向いているのかも分かる
また、精神的なメリットとしては、
- 楽しく働くにはどうすれば良いかを考えるようになる
- 自分がお店を開いたときのシミュレーションを様々な状況で行える
- アルバイトの人がどんな気持ちで働いているか体感できる
もともと衛生面と仕込み、忙しい時の対応を勉強するために始めたアルバイトですが、それ以外にも勉強になる点がたくさんあります。
やりたいことのなるべく近くにいる大切さ
6月22日に前十字靭帯の再建手術を受けるのですが、手術を受けると、また1ヶ月程は歩けなくなります。でも、勉強になることが非常にたくさんあるので、リハビリを頑張って、続けていくつもり。
ホリエモンが「起業したいなら、勉強してないで今すぐそれをやれ」みたいなことをいつも言っていますが、私も本当にそう思います。体験することの学習速度に、現場にいないで行うシミュレーションが追いつくことはありません。
やっぱり「現場にいる」ことは大切。
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