カレー☆ハンターということで黄色い衣装をいつも着ていますけれど、実際に真っ黄色のカレーって正直無いですよね(笑) キレンジャーの影響で世間では「カレーは黄色」っていうイメージになっていますけれど、実際には黄色じゃないですよね。
基本的にカレーは、材料の関係でオレンジ色の系統になります。
以前に「カレーに必ず入るスパイスが3つある」ということを説明しましたが、改めて挙げると、ターメリック、チリパウダー、コリアンダーの3つになります。
カレー粉なしスパイスで作るカレーレシピを教えてください | カレーハンター協会
で、この3つのうち、色を決定するのがターメリックとチリパウダーなんです。ターメリックが黄色でチリパウダーが赤です。つまり、2つ混ぜるとオレンジ色になるんですね。だからほとんどのカレーは、ほぼオレンジ色になるというわけです。
でも実際のカレーは茶色が多い
じゃあ、「なんで茶色っぽくなっているのか」っていうと、この2つのスパイス意外にも色に影響を与える要素があるからなんです。カレーの調理手順には、黒っぽい要素が生まれる調理法が含まれているんですね。
さてさて、それはなんでしょうか? はい。みんな大好き飴色玉ねぎですね。飴色玉ねぎが飴色になるまでに、なにが起こっているかというと、これは玉ねぎが鍋に熱せられて焦げた色なんですね。
焦げた色だと真っ黒になってしまう印象があるかもしれませんが、完全に焦がさないようにゆっくりゆっくり炒めるから飴色になっていくんです。少しずつ焦がしていくんです。だから、飴色玉ねぎの色ってね、焦げの色なんですよ。
カレーのコクは焦げが生み出している
で、これは賛否両論あると思うんですが、僕は玉ねぎが焦げた味がコクを生み出している。と考えているんですね。玉ねぎが焦げた味っていうのは、それ単体では確かに苦いんですが、カレーに溶け込んでいくと美味しい味になるんです。
ほら良くフライドオニオンをカレーのトッピングに載せたりしますよね。あれって、玉ねぎが油で焦げた味なんですよ。だから、飴色玉ねぎがいっぱい入っているカレーは美味しいというわけです。
で、最終的に、美味しいカレーの色は何色か?
っていうことなんですが、僕が思い浮かべる美味しいカレーっていうのは、だいたい色が濃いです。こげ茶色~黒に近い傾向がありますね。神田カレーグランプリで優勝している100時間カレーとかも、比較的黒いルーですし。私の大好きなスリランカカレーも色が黒いです。まぁ、こちらはブラックペッパーの色味ですけどw
美味しいカレーは色が濃くなるのには理由がありまして、それはここまでお伝えした焦げた味がコクになっている点の他に、スパイスをたくさん入れていくと、だんだん黒に近づいていくという要素もあるからなんです。
スパイスをたくさん入れれば美味しくなるとは一概に言えないのですが、やっぱりカレーは香りが命なので、スパイスが多めの方が美味しいです。なので、だんだんと黒っぽくなるということにななんですね。
色で美味しいカレーを見分ける
まぁ、もちろんね薄い色のカレーで美味しいものもあると思いますが… うーん、あんまり思い浮かばないな(笑) ゴーゴーカレーは黒っぽいし。もうやんカレーも黒っぽいよな。デリーのカシミールカレーなんか、ほぼ黒だし。うーん。やっぱ黒っぽいカレーが、美味しいんだと思いますよ!
というわけで、美味しいカレーを見分ける時には「色」が参考になると思いますので、黒い濃い色のカレーかどうか? もチェックしてみてくださいね。
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