厨房にあった謎穴に生活排水が流れ込んでいる構造になっていて衝撃を受けたつづきです。
浄化槽って無くてもいいの?
私の認識だと生活排水は、いったん浄化槽を通してから下水に排水するのが基本だと思っていました。
でも、このお店は厨房の排水が直接下水に流れる構造になっていたので、そもそも法律的に大丈夫なのか調べてみることに。
「生活排水 法律 横浜市」で検索
横浜市ウェブサイトの「水質汚濁防止」のページを見てみます。
「公共下水道を使用する工場・事業場の皆様へ」のページ。
「下水道に接続する際の注意」という項目があります。チェックしてみましょう。
「下水道に接続する際の注意」のページ
下水の排除方式には分流式(汚水、雨水を別々の下水管で流すもの。)と合流式(汚水、雨水を同一の下水管で流すもの。)の2種類があり、その地域によって異なりますので、接続の際には十分注意が必要です。
下水道へ接続する際の注意 横浜市
ほぉー。これはマズイですねぇ。
厨房床の排水口を直して排水できるようにしたけども、結局あの謎穴に流れ込んでしまうのであれば、あの謎穴に直接排水を流しているのと同じってことですな。
これはマズイなぁ。どうする~
一般的な法律だと下水処理はどんな感じなの?
うーん。横浜市の法律だけじゃなくて、一般的な法律についても調べてみようか。
「生活排水 wiki」で検索。
水質汚濁防止法第2条第8項における定義…
ほぇ~
屎尿(しにょう)については、汲み取りまたは単独処理浄化槽による処理が行われるが、「生活雑排水は無処理で公共用水域に排出」される。
生活排水 – Wikipedia
とありますので、いちおう浄化槽を通さないで下水に流しても法律的には問題なさそうです。
なるほど~。
鶴見川の水質が悪い理由がなんとなく分かる気がします…
これまで住んできた一戸建ては実家も自分の家も浄化槽が設置されていましたが、このお店は浄化槽が設置されていないようです。
工業地帯というのもありますし、古い建物が多いというのも理由としてあるっぽい。
現在の水質汚濁の原因の7割近くは生活排水によるものであるとも言われる。
生活排水 – Wikipedia
ほうほう。
ん? 「生活排水を適正に処理している人口」っていう項目がありますね。
すごいな。つまり、生活排水を適切に処理しないで排出している人口がそれなりに存在するってことだね。
環境省のウェブサイトによると…
環境省のウェブサイトによると生活排水を未処理で排出すること自体は違法ではないものの、水質の保全を図るために合併処理浄化槽を設置するのが望ましいということみたいです。
ちなみに
東京都環境局によると…
東京都では新たに建築される建物に関しては生活排水を未処理で排出することは禁止とのこと。
法改正以前に建築した建物の場合は、合併処理浄化槽の設置の協力をお願いしています。ということみたいです。
わからん。よくわからん。
つまり、生活排水をそのまま流してOKってことなの?
というか、
浄化槽を通さないで生活排水を流してよいのかどうか知りたい
んだが。
「生活排水 浸透桝 法律」で検索。
あ、これじゃない?
生活排水を雨水として雨水浸透桝で処理する事は
明らかな建築基準法違反との事です。ガレージでは靴やフィルター類を洗うつもりでした。
もし洗っていたら洗剤の泡と汚れた水が桝から溢れ道路に流れていたということです。
洗濯機、浴室、キッチンからでた汚水をそのまま外に垂れ流してるのと同じだそうです。(中略)
違法建築なので建築会社には補修義務があります。
建築基準法違反でした | 2年間完成しなかった家(3年引き渡されなかった家)
また是正工事になるようですが一体どんな工事になるのか・・・
これは…
うちのお店は建築基準法違反っぽいですなぁ。
つづく(2021/10/31 18:00公開予定)