ちと、今回は苦言を。あまりこうゆうのは好きでは無いのですがね。カレーを愛しているからこその苦言。ご理解をば。
セイロンドロップ (CEYLON DROP) – 水道橋/紅茶専門店 に行ってきました!
仲良くさせていただいているニコ生チャンネル(佐々木の「いつも忘年会」)のオフ会の帰り道、ちょうど通り道にあったセイロンドロップへ。
ちょうどカフェタイムとディナータイムの切り替わり前の時間でしたが、カレーを食べてもOKということでラッキー(^^)
ディナータイムのカレーは二種類
Aディナーセット 1,800円とBディナーセット 2,300円。両方とも紅茶付きです。Bセットは、オードブルが付くようですが、ライス&カリーだけ食べたかったのでAセットを注文しました。
料理を待っている間にメニューの写真を撮ろうとしたら「メニューの写真撮影はNG」とのこと。メニューから読み取れる情報は非常に多いので、ちょっと残念。
さあさあ、やって参りました。ライス&カリー。
なんと私の大好きなエッグアッパー(Egg Hopper)も載っています。知らなかったので、これは嬉しい。大皿左上。Hopperってスペルなんですけど、スリランカの人はアッパーって発音します。スリランカ訛りの英語なのかも。
内容は、チキンカレー(上段左)、野菜のカレー(上段右)、ポルサンボル(大皿上ライスの裏)、水菜のサンボル(大皿下)、エッグアッパー(大皿左)、パパド(大皿右)です。あと、これに紅茶が付きます。
セイロンドロップと言えば、このお皿。縁の部分にシンハラ語が書かれています。シンハラ語って丸っこい文字で可愛いんですよね。
セイロンドロップのお皿が売ってるお店は?
この特徴的なお皿、欲しい人も多いと思いますが、これはスリランカのコロンボにある有名な雑貨屋で売っています。パラダイスロードというお店なんですが、このお皿の他にもオシャレな雑貨がたくさん。私も、自分用にペントレイを買って今でも愛用しております(^^)
コロンボに行く機会があれば、ぜひお立ち寄りください。白い建物が特徴の素敵なお店ですよ(^^)
さてさて、カレーの紹介を少し。
まずは、チキンカレー。ん? カレーパウダーを入れ過ぎで少し粉っぽい?
そして、これは野菜のカレー。これも少し粉っぽいかも。中身を忘れてしまったのですが、じゃがいものカレーだったような。ちょっとあまりにもショックな出来事がありまして、あまりのショックに私の脳の記憶領域に障害が…
エッグアッパーが…(涙)
楽しみにしていたんです… ちなみにエッグアッパーってこれね。
これは、米の粉で作るスリランカのクレープのような食べ物なのですが、私はこれが大好きなのです。ちなみにこの写真のアッパーは1/4のサイズなので扇形ですが、通常は円形の食べ物です。こんな感じ。
これは、日本橋のKANDYのアッパーですが、これが美味しいアッパーの見た目。美味しいアッパーは、周りがパリパリで中央がふわふわの焼き上がりになります。セイロンドロップのアッパーと比べてください。明らかに違いますよね。
でも、残念だったのは、そこじゃ無いんです。
お店によってシェフのスキルが違うのは仕方ないですし、アッパーは本当に焼くのが難しいので、忙しいときは、プロだってちょっと失敗することもあります。スリランカのレストランでも時々シェフが失敗してましたし(笑)
私が残念だったのは、そもそもアッパーに使っている粉が違うことです。これは、米の粉じゃなくて恐らくクレープの粉を使っています。米の粉で焼くと、この質感にならないんです。
確かに、アッパーは「スリランカのクレープ」と紹介しましたが、材料を変えたら違う食べ物になっちゃうんですよ…(涙)
蕎麦とうどんは違うものだよね…
例えば、日本人が海外のそば屋に行って、小麦粉で作った麺を蕎麦だと言って提供されたら、どんな気持ちになるでしょう。日本人が経営しているにも関わらずです。
「材料が無いから仕方ないよね」確かにそうかもしれません。でも、「日本の伝統料理である蕎麦を海外の方に紹介して知ってもらう」という観点で考えると、非常に残念な気持ちになります。
もちろん、蕎麦が上、うどんが下ということではありません。あの蕎麦特有の香りを伝えることをせずに「蕎麦ってこうゆうもんなんだ」と海外の人に伝わってしまうのが悲しいのです。
何らかの事情があるのだと思いますが…
こちらの記事を拝見するに、2013年頃は、しっかりしたスリランカ料理を提供していて、だからこそ食べログの点数も高かった。
カレー細胞 -The Curry Cell- 紅茶&カレー、本物のスリランカ。「セイロンドロップ」(水道橋)
調理に関係していたかは聞いていないですが、お友達のアハサさんがフロアをやっていた頃。写真を見ても、やっぱり今とクオリティが違う… セイロンドロップは、有名店なので、あの頃のクオリティをなんとか取り戻して欲しいです。
もう一度だけスリランカ料理にチャンスをください。
もし、セイロンドロップで初めてスリランカ料理を食べた人で「スリランカ料理って、高いのにこんなもんなのかぁ」って感じた人がいたら、もう一度だけスリランカ料理にチャンスをください。
ぜひ、あともう一回だけ、他のお店でライス&カリーを食べて欲しいのです。カレーハンター協会は、カレー好きを増やしたいだけの中立な協会なので、特定のお店を強く推薦することはできません。
しかし、こちらのお店で食べた印象だけで、スリランカ料理を嫌いにならないでください。スリランカ料理は、アーユルベーダの考え方がしっかり入った身体に優しい料理です。ぜひもう一回だけスリランカ料理を食べて欲しいです。どうぞよろしくお願いします。
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