牛丼チェーンでカレーを食べる機会って、男性の方だったらかなり多いかなって思うんです。その牛丼チェーンのなかで一番美味しいカレーって興味ありますよね。
牛肉チェーンのカレーは常に同じ味ではない
僕も結構牛丼チェーンでカレーを食べることが多いんです。何年も食べ続けていて、まぁ、よく味が変わるんですよ。実は。ちょっとずつ、ちょっとずつね。飽きられないように、ちゃんと変わっているんですね。
なので、その時期、その時期によってランキングが変わるんですけども、2017年8月現在で、おすすめする一番美味しい牛丼チェーンのカレーは、今のところ「すき家」ですね。はい。
すき家は、5,6年前のカレーがかなり美味かったんですよ。そのあと、ちょっと味が落ちちゃって、「あぁ、ダメだな…」と思っていたら、また最近、美味しくなってきましたね。
牛丼チェーンのカレー、それぞれの特徴
次に良いのが、まぁ、次っていうか、平均的にずぅーっと美味しいカレーを出し続けているのは「松屋」ですね。松屋は「ダメだなぁ」っていうことがあんまりないです。だいたい美味しい。安定してる。
で、最後に牛丼チェーンでは王者である「吉野家」ですね。吉野家はね、正直、ずぅーっとカレーに関しては出遅れ続けています。ずぅーっとです(笑) 他の牛丼チェーンに比べて、牛丼は一歩前に出てるか、いい勝負なんですが、カレーに関してはダメダメです。吉野家がんばれ。
なので、カレーを食べるなら、今なら「すき家」という感じですね。でも、これだけではアレなので、それぞれのカレー特徴を説明しようかなと思います。
すき家のカレーは、じんわり美味い
「すき家」は、なんだかんだいって、おふくろの味でまとまっている感じですね。なので、「うわっ!美味い!」とか「すごい、これ珍しい!」みたいな感じのカレーじゃないんです。
おふくろの味らしく優しい味で、ずぅーっと安定しています。ただ、その中でもちょっとずつ変化していて、なんか最近のカレーはなんかね、すごくね、印象が良いんですよ。
なにより一番僕が嬉しいのはルーが多いこと。すき家は他の牛丼チェーンに比べて圧倒的にルーが多いです。それに伴って全体の量も多い。
僕は、ルーが多くてサラサラ系が好きなので、すき家のカレーはその基準を満たしているんです。だから、最近すごい印象が良いですね。すき家には唐揚げカレーというのがあるんですけども、これがお気に入りです。
唐揚げカレーは店舗限定なんで無いお店もあるんで注意して欲しいのですが、もし唐揚げカレーをすき家で見つけたら食べてみてください。すき家の唐揚げはなぜだか妙に美味いですw
2018年7月追記:すき家のカレーがリニューアル!
この記事を書いてから、すき家のカレーがリニューアルされました。2018年4月に発売開始されたカレーが最高に美味いんです! これ、上のほうで書いている「5,6年前にかなり美味しかったカレー」のレシピですよ。恐らく。
なにより嬉しいのが、サラサラのルーで、ルーの量が多いこと! 松屋のカレーはご飯に対してルーの量が少ないことが多かったので、これは本当に嬉しいんです。
すき家は4月10日、定番商品である「ポークカレー」をリニューアルすると発表した。4月18日から提供して、価格は並盛で490円(税込、以下同)。リニューアル前から40円値上げする。
リニューアルのポイントは「スパイシーさを増すこと」と「ごはんを増量すること」の2点だ。クミンなどのスパイスを増やし、ブラックペッパーを加えることでスパイシーさを強調させる。ごはんは15%増量させる。すき家を運営するすき家本部の広報担当者は「カレーを単品で注文するお客さまには、がっつり食べたいというニーズがある。満足度を高めるためにごはんを増量した。今回のリニューアルで、ごはんにからみやすいようにルーをサラッとさせた」と説明する。
金額は40円アップと、この価格帯の商品としては大幅アップながら、食べた時の満足度が高ければOK。正直、牛丼チェーンのカレーは並だとちょっと少ないんですよね。ご飯も15%増量ということで、満足度が高かった理由が分かりました。
ブラックペッパーも新たに加わったということで、スリランカカレー好きの僕好みの味になったというわけですね!
吉野家、黒カレーで逆転なるか?
そして、吉野家ですね。松屋の説明は長くなりそうなので、吉野家を先に説明しちゃいます。吉野家は、しばらく「旨辛」と「こく旨」カレーを出していたんですが、あれは正直、両方イマイチでした(笑)
他のチェーン店に比べると、かなり負けてます(苦笑) ただ、最近カレーに力を入れたようで、2017年5月に黒カレーっていうのを販売開始しました。その黒カレーは、以前に比べると、なかなか良い味でした。
以前に書いた、美味しいカレーの色は?【本当に黄色いカレーって無いよね】という記事でも伝えていますが、美味しいカレーは、ルーが濃い色のことが多いんですよ。吉野家のカレーなんて、まさに黒カレーですからね。味が美味しくなっていて良いと思います。吉野家に行ったときにカレーを食べたくなったら、食べてみてください。
アグレッシブな松屋、もうすでに牛丼屋ではないw
そして最後に松屋ですね。松屋は、ずぅーっと平均的に美味しいカレーを提供してくれていました。でも最近ちょっと味が濃くなってきているんです。全体的に。
昔は、もう少し落ち着いた味だったんですけど、最近は味が強い。スパイスと塩が強くなってきている傾向があって、僕には味が濃すぎるように感じています。これが理由で、ちょっと順位が下がっちゃっています。
松屋の期間限定カレーは注目度高し
ただ、松屋が出す期間限定のカレーには、びっくりするほど美味しいものがあります。2016年に出ていたグリーンカレーとか、2017年に2週間くらい発売されていた、鶏がね、丸ごと入っているカレー。あれはね、めちゃくちゃ美味いですね。
で、いま出ている麻婆カレーも食べましたけども、麻婆カレーは、まあまあくらいです。及第点くらい。まぁ、ぜんぜん美味しいんですけどね。
でもね、「チキンと茄子のグリーンカレー」と「ごろごろ煮込みチキンカレー」は、めっちゃ美味かった。あれはもう一回出て欲しい。
でもしかし。僕が今まで松屋で食べたカレーのなかで、一番美味い! っていうカレーがあるんです。そのカレーは…
トマトカレーです!
もうね、松屋さん。トマトカレーを復活してください。早く。マジで(笑) 牛丼じゃなくて、トマトカレーを食べに行ってるんだからw というくらい好きでした。他の期間限定カレーは出さなくていいから、トマトカレーを復活してください。と、切に願っております(笑)
まとめ
大手牛丼チェーンの「すき家」と「松屋」と「吉野家」。この3つのうち、平均的にみんなが「美味しいな」と感じるのは、恐らく「松屋」だと思います。
松屋のカレーがアップデートされる時の味の安定性と季節限定で発売されるカレーのクオリティの高さ。これを考えると、松屋は商品開発部に絶対にカレーマニアがいますね!
牛丼好きじゃないです。この人は(笑) カレーが牛丼よりたぶん好きですね。すごい、こだわりを感じる味になっているんですよ。松屋のカレーは。
というわけで、大手牛丼チェーンのカレーで一番美味しいのは、今のところ「すき家」という感じですが、総合評価で見たら「松屋」になっちゃうかな。っていう、状態でございます。「吉野家」は、もうちょっと頑張ってねw
松屋は牛めしでは本家の吉野家には勝てないので、カレーとみそ汁、各種焼き肉定食で勝負する!と社長が申しておるのです。辛くて汗が出るようじゃないとカレーとは言えないとも仰っています。故に、商品開発の方々は社長のオペレーションに泣かされて逆らってもうぼろぼろだす。あとねー、同じ店のオリジナルカレーでも時間によって黄色い脂がガッツリ入っていたり、煮しまってかたいルーになり塩っぱくなったりするんです。造りたてと、残り僅かな底ものでは脂の量やルーの濃さがかなり変わっています。造りたてで黄色い脂が多い時は、かなり損した気分になります。でも、松屋のオリジナルカレーはやめられなかった。