スリランカカレーの特徴って良く聞かれるんですよね。なので、今回はスリランカカレーの特徴を説明しちゃいます!
スリランカカレーの特徴【辛いw】
現地の人に料理を教えてもらっていると「スリランカカレーは辛い方が美味い😋」とよく言われます。
現地の人:「チリパウダーもう少し入れて大丈夫?」
かれはん:「いつも食べてる味が知りたいからOK」
現地の人:「じゃ、辛い方が美味しいから入れるね」
なんて会話を料理を習いながら頻繁にしています(笑)
ちなみに、スリランカカレーの辛さは、コショウとチリと青唐辛子の辛さ。この3つの辛さが絡み合っていまして、スリランカカレーの場合は特にコショウ(ブラックペッパー)が特徴的。日本人が見るとびっくりするほどの量が入ってます。
あとインド料理に比べると青唐辛子も頻繁に使うので、その辛さも特徴的ですね。ちなみに日本人は青唐辛子の辛さを強く感じる人が多いので、より辛い印象があるかもしれません。
スリランカカレーの特徴【ココナッツ】
スリランカ料理には、ほとんどの料理にココナッツが“なんらかの形”で使われるんですね。なので、ココナッツミルクを使ったカレーが非常に多いです。
ココナッツ自体もカレーに使われることが非常に多いですし、ココナッツオイルなども日本で最近は話題になっていますよね。スリランカでは「ココナッツは捨てるところが無い」なんて言われます。特徴的でしょ。
スリランカカレーの特徴【モルディブフィッシュ】
モルディブフィッシュは、スリランカ独特の食べ物でスリランカ近海の魚を使った“かつお節”のような食べ物になります。これはスリランカカレーで特徴的に使われる調味料で美味しんぼのカレー対決の際に出てきたので知っている方もいるかもしれませんね。
スリランカカレーの特徴【カレーリーフとランペ】
そうそう。もう2つ特徴的なハーブがありました。カレーリーフはシンハラ語でカランピンチャ。
ランペは英語名がパンダンリーフです。
この2つのハーブは本当によく使われます。カレーリーフとランペは非常に香りの強い食材ですが、スパイスというよりハーブと呼んだ方がいいですね。ちなみにこの2つ、ほとんどの料理に使われてるんじゃないかな。
余談ですが、ランペとカラピンチャは同時に入れることが多いので、料理を習っていると「ここでランペカラピンチャを入れます」みたいな感じに説明されるんです。なので最初のうちはランペカラピンチャというハーブがあるのかと思ってました(笑)
スリランカカレーで頻繁に使われるスパイスたち
カレーリーフ、ランペ、モルディブフィッシュ、ブラックペッパー、青唐辛子、そしてココナッツ。というのが、スリランカカレーでよく使われる特徴的な調味料です。
これにトゥナパハと呼ばれるカレーパウダーを加えれば、スリランカ料理のほとんどを説明できそうです(笑) インドのカレーではあんまり使われない調味料が多いので、非常にスリランカ料理を特徴付けている調味料たちです😋
スリランカカレーはナンでは食べません
そうそう。これもよく聞かれるので説明しておきますね。スリランカカレーは、ナンではなく米で食べます。実際のところインドでもカレーをナンで食べないことが多いです。詳しくは別の記事で説明していますので良かったら読んでください。
スリランカカレーは、基本的には米で食べるものですが、チャパティ――スリランカではロティと呼びます――で食べたりもします。その他、ワデェなどカレーに付けて食べる粉ものがいろいろありますが、基本的にはスリランカは米が主食の国と言って差し支えないでしょう。
島国ならではの食材、シーフード
あと、スリランカカレーは島国なので魚をよく食べますね。魚のカレーはもちろんですが、モルディブフィッシュは調味料として、干し魚は様々な種類があり食材として使われます。カレーにしたりサラダみたいな和え物にしたり。
カニやエビ、イカなども充実。やっぱり島国はシーフード料理が美味しいです😋
スリランカカレーの特徴【混ぜて食べる】
スリランカ料理と言えば「ライス&カリー」です。ひと皿にいろんな種類のカレーが一緒に盛ってある料理です。そのカレーを1個ずつ食べるのではなくて、ご飯と一緒に手で混ぜながら食べるんです。手食と言えばインドを思い浮かべるかもしれませんが、スリランカも手で食べる国です。
ちなみに、スリランカの米は日本の米に比べてパサパサ。日本の米ってモチモチで水分が多いですよね。パサパサのお米はまとまりにくいので慣れるまで少しむずかしいですが、手で食べた方が圧倒的に美味しいので、ぜひチャレンジして欲しいです。
でもパサパサのお米はお腹に軽いんです。だから「こりゃ食べきれないかな」って思うほどの山盛りでも気が付くと食べ切ってる。“食べやすいのでつい食べ過ぎちゃう”っていうのがスリランカカレーの特徴ですね(笑)
伝統医療のアーユルヴェーダで病気になりにくい身体に
スリランカ料理はアーユルヴェーダの考え方に大きな影響を受けていまして、ライス&カリーに盛ってある何種類かのカレーも、ちゃんと食べ合わせを考えながら調理されています。
また、スリランカ人はアーユルヴェーダを意識して健康に気を遣っている人が多いです。意識が高い人は、冷えた水を飲まないです。パブリスシェフは、すごく暑いのに「お湯をくれ」って言って自分だけお湯を飲んでました。
こんな感じでアーユルヴェーダという伝統医療、分かりやすく言うと“おばあちゃんの知恵”が生活に根付いていて、日々の生活の様々な部分で活かされています。
「風邪ひいた時にはこうゆうのを食べたほうがいい」とか「元気のないとき、胃腸が疲れたときはこれを食べたほうがいい」とか、そういったことをすごい気にしている国なんですね。
まとめ
以上、スリランカカレーの特徴をいろいろ説明してきましたが、要するに
身体に良くて、いっぱい食べられて、美味しい。
つーことです! スリランカカレー最高!
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