こんにちは!カレーハンター協会編集部のHです。今回はある伝説の食べ物についての記事です。その食べ物は例えるなら、任天堂とソニーが手を組んだような、曹操と信長が手を組んだような食べ物です。
それは、そうカレーラーメンです。日本で独自の進化を遂げてきて、もはや二大国民食ともいえる二つの食べ物がコラボってしまった訳ですね。
そんなカレーラーメンですが実は二つ種類があるんです。ラーメンにカレーをかけたスタイルと、ラーメンのスープがカレースープであるスタイルです。
さてどちらがお好みでしょうか?カレーラーメンと言えばエヴァンゲリオンのあの人ですが、それについて述べながらどちらが王道か考えてみました。
歴史的にはラーメン側から生じた
歴史からみると、カレーラーメンとはラーメン店が考え出したものです。起源は明らかではなく、日本各地で自然発生したといわれています。
食べ物としてはラーメンのスープがカレースープであるものでした。歴史的に王道がどちらかと言われればこちらということになります。
実際世に出ているカレーラーメンの大方はこちらのスタイルです。やはり歴史を持っていると強いのは確かなようですね。
エヴァの名物?ミサトカレー
エヴァンゲリオンでカレーラーメンが登場するのは、作中の葛城ミサトが、自身の作る?レトルトカレーを(ファンの中ではミサトカレーと呼ばれている)カップラーメンに入れたものとしてです。ミサトさん本人が美味しそうに食べていました。
ちなみにエヴァの第伍話『レイ、こころのむこうに』にて、主人公の碇シンジらがこのカレーを食したシーンは視聴者に強い印象を与えたと思います。どんな味がするのか気になるところですね、恐いですが。
あれは完全にラーメンにカレーをかけたもの、ですね。
カレーの真価が発揮されるのは思い出の中である
さてこの話がどうカレーラーメン全体の話と関わるのでしょうか。それは食事という事のある性質が関係します。
料理を食べて美味しいと思った時、それには二つの事が絡んでいます。一つ目はシンプルな生物としての味覚、もう一つはその人独自のフィルターです。
人間は独自のフィルターを通して世界を見ていますが、美味しいということや食事の満足度などにも、これが影響を与えています。
一番分かりやすいのが思い出です。
おふくろの味というのは何故人気があるのか?その味が料理として人気があるというのもありますが、昔食べていた母の味というのを思い出せるために人気があるのではないでしょうか。
勘の鋭い方はもうお気づきかもしれません。エヴァ世代の人達にとって、あのカレーラーメンは思い出なのです。カレーラーメンを食べると、この思い出が呼びさまされ、当時のことを思い出す…。食事は味のみを楽しむものではありません、このような思い出に浸らせてくれる料理もきっと素晴らしいものでしょう。
エヴァ世代にとっては、ラーメンにカレーをのせるのが王道であると言えるでしょう。
結論、思い出は歴史に勝る
私個人的な結論を申しますと、歴史より思い出を重視したいです。食事においては、歴史より各自が独自に持つ思い出の方が影響度が高いと思います。
今回はエヴァ世代を例にとりましたが(私自身がエヴァ世代なもので…)、皆さんもそれぞれの思い出があると思います。その思い出から、価値判断してみるのもいいのかもしれません。
というわけで今回の最終意見!カレーラーメンはラーメンのカレーのせが王道です、皆さんはいかがですか?